「鍼灸師 就職先」が多い本当の理由。学校が教えない業界崩壊の構造

求人サイトを見れば、「鍼灸師 就職先」の募集は溢れかえっています。 一見すると、この業界は人手不足で、「鍼灸師 働き先」には困らない「売り手市場」のように見えるかもしれません。
しかし、なぜこれほどまでに求人が絶えないのでしょうか? そこには、専門学校では決して教えてくれない、鍼灸業界特有の「崩壊の構造」が隠されています。
今回は、多くの鍼灸師が直面する残酷な現実と、私たちが作り上げてきた「鍼灸師が医療人として豊かに生きるための答え」についてお話しします。
求人が多い本当の理由は「盲目的な開業信仰」にある
「鍼灸師 働く場所」が多く見える最大の理由。それは業界が健全に成長しているからではありません。 「就職した場所での退職が、日常的に起こり続けているから」です。
なぜ、これほど人が辞めるのか。 その根本原因は、多くの鍼灸師が抱く「夢は開業」という固定観念にあります。
- 「開業してどんな医療を提供したいか」というビジョンがあるわけではありません。
- ただ「開業すること」自体がゴールになっているのです。
- そして恐ろしいことに、根拠もなく「自分は必ず成功する」と信じ込んでいます。
その結果、就職先はあくまで開業までの「腰掛け」となり、短期間での退職が繰り返されます。雇う側は常に穴埋めの人員補充に追われることになります。これが、求人情報が減らない本当のカラクリです。
鍼灸治療だけで食べていける人間は、実はほとんどいない
夢を追って独立した人、あるいはこれから「鍼灸師 就職先」を探そうとしている人たちの中で、純粋に「鍼灸治療」だけで生活を豊かにしている人間がどれだけいるでしょうか?
現実は非常にシビアです。私が知っている鍼灸師の多くも、以下のような状況に陥っています。
- 生活費を稼ぐために、介護の世界で働いている。
- 夜はタクシーの運転手をしている。
- 本来、鍼灸師が行うことは法的にグレー、あるいは違法とされる「単なるマッサージ業務」で食いつないでいる。
鍼灸という素晴らしい国家資格(技術)を持ちながら、治療家としてのプライドを捨て、生活のために時間を切り売りしているのが現状です。
負の連鎖:絶望して辞めていくスタッフたち

なぜ、このような事態になるのでしょうか。それは、鍼灸師が「鍼灸治療で食べていくこと」を事実上放棄し、安易な道へ流れているからです。
1.下位資格との泥沼の戦い
治療技術ではなく、リラクゼーションや格安マッサージと同じ土俵で勝負をするため、薄利多売にならざるを得ません。
2.無謀な多店舗化と開業
夢のために見切り発車で退職した鍼灸師が、小資本で開業したり、無理な多店舗展開を目指したりします。
3.劣悪な労働環境とスタッフ募集
働くための十分な施設環境や教育体制がないにも関わらず、「スタッフ募集」をかけます。
4.スタッフの幻滅と退社
夢を持って入社したスタッフは、治療家として成長できない現実に絶望し、すぐに辞めていきます。
この悪循環によって、常に「人の補充」が必要となり、見かけ上の「鍼灸師 働き先」が増え続けているのです。これは雇用の創出ではなく、消耗戦の結果に過ぎません。
私たちが目指す世界:鍼灸師を「準医師」としての地位へ
私たちは、こうした業界の悪しき常識に抗い続けてきました。 「鍼灸師が鍼灸治療一本で、十分な所得を得て働き続ける世界」を本気で構築しています。
私たちにとって鍼灸師とは、マッサージ要員でも、使い捨ての労働力でもありません。 医師に準ずる知識と技術を持ち、患者様の健康を預かる「準医師資格」としての誇り高き職業です。
「開業」だけが正解ではない
無理な開業をして生活に困窮するのではなく、安定した組織の中で、純粋に臨床に向き合う。 違法な行為やアルバイトに手を染めることなく、鍼灸治療の対価として、豊かな生活を送る。
そんな当たり前のようで、どこにもなかった環境を、私たちは実現してきました。
もしあなたが、溢れかえる「鍼灸師 就職先」の中で、本当に自分の人生を預けられる場所を探しているのなら。 そして、鍼灸師という資格に誇りを持ち、治療家として真っ当に生きていきたいと願うのなら。
その答えは、ここにあります。
実際にその環境を手に入れた「先輩たちの声」

「本当に鍼灸治療だけで生活できるのか?」 「開業しなくても、治療家として満足できるのか?」
そう思われるかもしれません。しかし、当院には、業界の現実に一度は絶望しかけながらも、ここで「治療家としての誇り」と「生活の豊かさ」の両方を手に入れたスタッフが多数在籍しています。
彼らがなぜこの場所を選び、どう変わったのか。 そのリアルなストーリーを、ぜひご覧ください。
執筆者プロフィール
森上鍼灸院 院長 ヒロアキ
長野県須坂市にて、昭和61年より鍼灸院を開業。40年以上にわたり、地域医療に貢献。東洋医学の神髄は「手当て」の心にあるとの信念のもと、後進の育成にも力を注ぎ、40人のインターンを全国に送り出してきた。
当院までのルートを詳しく見る
関東方面からお越しの場合
バスで
電車で
バスで
電車で
バスで
電車で
バスで
電車で
北陸・東海方面からお越しの場合
バスで
電車で
バスで
電車で
バスで
電車で
バスで
電車で