「鍼灸師の将来性」の真実。学校が教えない厳しい現実と成功の条件

『鍼灸師の将来性』――。
その言葉に希望を求める君に、私はまず、絶望を語らなければならない。
養成学校や転職サイトがひた隠す『不都合な真実』と、私が40年間、120万人の臨床の果てに見た、あまりにも残酷で、しかし希望に満ちた二つの未来について。
これは綺麗事ではない。現場からの、血の通った遺言だ。
第1章:君たちが飲み込まれる『搾取の構造』
希望に満ちた新卒者がまず、『保険診療』という名の迷宮に放り込まれる。
医師の同意という高い壁と、1回1000円台という奴隷のような報酬。
この構造が、『数をこなせ』という経営判断を生む。
そして、そのための『使い捨ての駒』として、君たちが選ばれるのだ。
鍼灸師の資格しか持たない君に、法律スレスレのマッサージを強要する。
鍼灸師の命である指は日に日に感覚を失い、ティッシュ配りのような集客作業が、君から治療家としての誇りを奪っていく。
そして、この消耗戦の果てに何が待つのか。
特に多くの女性鍼灸師がたどり着くのは、『自宅の一室で、お小遣い稼ぎ』という、夢の残骸だ。
これが、私が40年間、この業界で嫌というほど見てきた、才能ある若者たちの悲劇的な末路だ。

第2章:絶望の荒野に立つ、『本物』への道標
だが、全ての鍼灸師がこの悲劇の道をたどるわけではない。
私自身がそうであったように、この搾取の構造から抜け出し、本物の治療家として生きる道を選んだ者たちがいる。
その道とは、私が40年前に立てた『3つの誓い』を、今、君が立てるかどうかにかかっている。
第一の誓い:『保険の奴隷』であることをやめる。
『自費でも、あなたに治してほしい』。
そう患者が心から願う価値を提供することに、己の全てを捧げると誓え。
第二の誓い:『揉み手』になることを拒否する。
君の指は、安売りするための消耗品ではない。
鍼一本で人体を変えるための、神聖な資本だ。
その資本を、無資格マッサージで汚すことを、今日限りでやめると誓え。
第三の誓い:『何でも屋』という安住を捨てる。
『なぜ、君でなければならないのか?』。
その問いに、命を懸けて答えられる専門性を確立すると誓え。
私たちは、その答えを『他の治療院が見放した、難治性疾患』に定めた。
君の答えは、何だ?
結論:君は、どちらの鍼灸師になることを選ぶのか?
道は二つに分かれた。
消耗品として業界に搾取され続けるか、あるいは、誇り高き『本物』の治療家として、感謝と共に生きるか。
私たちの治療院は、後者の道を40年間、ただひたすらに歩んできた。
流行を追わず、宣伝もせず、保険にも頼らず、ただ鍼一本で、120万の臨床を積み重ねてきた。
この存在そのものが、君が進むべき道の、何よりの証明だ。
この記事を読んで、君の魂が震えたのなら。
安逸な道を捨て、困難で、しかし栄光ある道を選ぶ覚悟ができたのなら。
その時は、我々の門を叩くといい。

執筆者について:この記事は、長野の地で40年にわたり、120万人の臨床経験を通じて難治性疾患と向き合ってきた鍼灸院が、未来の同志に向けて執筆しました。
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