鍼灸師が「辛い」と感じる本当の理由。成功する人は、なぜ「すぐ泣ける人」なのか?

「鍼灸師を目指しているが、自分に向いているか不安」 「現場に出たけれど、毎日が辛く、やりがいを見失いかけている」
今、このページにたどり着いたあなたは、そんな葛藤を抱えているのではないでしょうか。 巷の転職サイトには「コミュニケーション能力が必要」「明るい人が向いている」といった薄っぺらい言葉が並んでいますが、現場の真実は違います。
40年間、信州で鍼灸院を営み、多くの弟子を育ててきた私が断言します。 鍼灸師として成功するのに必要なのは、器用さでも、陽気な性格でもありません。
それは、「悲しい物語を見て、すぐに涙を流せる感受性」なのです。 もしあなたが、今の職場を「辛い」と感じているなら、それはあなたが「本物の鍼灸師」になるための最高の才能を持っている証拠かもしれません。
少しだけ、私の昔話にお付き合いください。
第一章:なぜ、あなたの仕事は「辛い」のか?(地面を這う蟻の話)
まず、あなたの「辛さ」の正体を解き明かしましょう。 もしあなたが今、整骨院などでマッサージ業務に追われ、指や腰をすり減らしているなら、辛くて当然です。
それは、あなたが「地面を這う蟻(一次元の世界)」として働かされているからです。 重い荷物を運び、ただひたすらに数をこなす。そこには、肉体的な消耗しかありません。
しかし、本来の鍼灸師の世界は違います。 それは、空を飛ぶ鳥のように、「二次元、三次元の世界」で戦う仕事です。 使うのは、重い力ではありません。軽く、繊細な「鍼」一本です。 そして、その鍼をどこに打つかを決めるのは、体力ではなく「相手の心を感じ取る力(共感力)」です。
あなたが今「辛い」と感じているのは、あなたが本来持っている**「空を飛ぶ翼(共感力)」**を使わずに、無理やり地面を這わされているからに他なりません。
第二章:なぜ「泣ける人」だけが、一流になれるのか?

「え、泣き虫が良いってこと?」 そう思われるかもしれません。しかし、これは精神論ではありません。極めて実践的な「能力」の話です。
すぐに泣けるというのは、別の言葉で言えば「共感能力が極めて高い」ということです。 他人の痛みや悲しみを、まるで自分のことのように感じ取れる。その繊細な心の動きこそが、鍼灸師にとって最高の才能なのです。
考えてみてください。 患者さんは、単に「腰が痛い」「肩が凝る」という物理的な症状だけで治療院の門を叩くわけではありません。 その痛みの裏には、患者さんご自身さえも言葉にできない、もっと根源的な”魂の悲鳴”が隠されています。
それは、「孫が抱けなくて悲しい」といった、ドラマのような綺麗な感情ではありません。もっと切実で、冷ややかな恐怖です。
「このまま体が動かなくなり、自由を失うのではないか」 「働けなくなり、経済的に困窮するのではないか」 「人としての価値を失い、誰からも必要とされなくなるのではないか」 「抗いようのない『老い』と『病』が、すぐそこまで来ている」
腰の痛み一つが、彼らにとっては**「自分の人生が崩れ去っていく予兆」**のように感じられ、得体の知れない不安に押しつぶされそうになっているのです。
「泣ける(共感できる)」鍼灸師は、患者さんの沈んだ表情や、ふとしたため息から、その心の奥底にある本当の苦しみを敏感に察知します。 「お辛いですね。その痛み、本当によく分かりますよ」 その一言が、マニュアル通りの問診の100倍、患者さんの心を解きほぐし、治療効果を劇的に高めるのです。
第三章:技術や知識という「罠」

逆に、私が育てた弟子の中にも、非常に勉強熱心で知識も豊富な者がいました。 しかし、彼は伸び悩みました。なぜなら、彼は患者さんを「評価・分析」する対象として見ていたからです。
「この症状は、経絡でいうと〇〇で…」 その思考に、「患者さんの辛さ」への共感は抜け落ちていました。患者さんは無意識にその「心の壁」を感じ取ります。結果、彼の治療院の待合室が賑わうことはありませんでした。
皮肉なことに、今の学校では解剖学や経絡学ばかりが詰め込まれ、この最も重要な「共感能力」は教えられません。 だからこそ、「辛い」と感じているあなたのその感受性は、学校では評価されなかったかもしれませんが、臨床現場では「ダイヤモンドの原石」なのです。
結論:本物の鍼灸院は、「トリュフ」のようなもの
「でも、そんな理想的な職場、見たことがありません」 そう思うかもしれません。 確かに、大手チェーン店のように目立つ看板は出していないので、最初は見つけにくいかもしれません。
本物の鍼灸院は、「トリュフ」のようなものです。 スーパーに並ぶ大量生産されたキノコ(マッサージ要員の職場)とは違い、土の中にひっそりと隠れているため、パッと見ただけでは見つかりません。
しかし、熟練のトリュフハンターがその香りを頼りに見つけ出すように、「感覚さえ掴めれば、必ず見つけられる」ようになるものです。 決して、存在しないわけでも、幻なわけでもありません。
あなたが「売上」や「規模」という表面的なフィルターを外し、「治療の質」や「患者さんの感動」というフィルターで世の中を見渡せるようになった時。 今まで見えなかった「本物の治療院」が、次々と目に飛び込んでくるようになります。
私たちは、40年間、その「トリュフ」としての誇りを守り、若い才能を育ててきました。
もし、あなたが今の「辛い」環境から抜け出し、ご自身の才能(共感力)を活かして羽ばたきたいと願うなら。 その才能を磨き上げる環境が、ここにはあります。
おわりに:これからの鍼灸界を担う、あなたへ

あなたは必ず、多くの患者さんを笑顔にし、自らも豊かになれる「本物の鍼灸師」になれるはずです。
私が育てた弟子たちが、日本各地で「先生のおかげで、人生が変わりました」と涙する患者さんに囲まれている姿を見ることが、何よりの生きがいです。鍼は、一本の細い金属に過ぎません。 しかし、そこに施術者の「共感」という心が乗った時、それは人の人生すら変えるほどの奇跡を起こします。
[▷「共感」と「技術」が生み出す奇跡。当院の実際の治療実績はこちら(本院サイトへ)]
私は、これからの鍼灸業界を担う若い世代にこそ、この本質を伝えていきたいと切に願っています。 技術偏重の風潮に流されず、人々の心に寄り添える治療家が、一人でも多く育っていく未来を夢見ています。
この拙いブログを読んで、何か心に響くものがあった方。 特に、現役の鍼灸師やそれを志す学生の方で、今日の話に共感してくださった方と、いつかどこかで、これからの鍼灸の未来について語り合える日が来ることを、心から楽しみにしています。
私たちの理念や、共に働く仲間のことを、もう少し詳しく知りたいと思ってくださった方は、
【私たちの理念と、その「心」を本物の技術に変える環境を見る】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

執筆者プロフィール
森上鍼灸院 院長 ヒロアキ
長野県須坂市にて、昭和61年より鍼灸院を開業。40年以上にわたり、地域医療に貢献。東洋医学の神髄は「手当て」の心にあるとの信念のもと、後進の育成にも力を注ぎ、40人のインターンを全国に送り出してきた。
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